奇策、喜策、希策

美しい村に放射能が降った』、お薦めの図書です。福島県飯舘村は原発問題で皮肉な脚光を浴びたかのようですが、実はそれ以前からユニークな施策が注目されていた村です。とは言え、福島出身の僕はその取り組みを最近まで知りませんでしたが。。。

この本には施策のいくつかが具体的に紹介されていて、僕はいずれにもかなり関心しました。具体的行動が取れるのは明確かつ一貫したビジョンがある故でもあります。菅野村長を中心に打ち立てられたビジョンそのものにも共感するところが大です。そのビジョンを一言で言い表す村の表現が「までいに」。

心を込めて、丁寧に、大切に、ゆったりという意味が含まれます。「ぽれぽれ」に通じる意味です!

菅野村長自身が「できるだけ頭をやわらかくすること」を心がけ、頑なな田舎文化にも配慮しつつ、柔軟なアイディアを募ったり、自身が打ちたてたりするのです。例えば、ある年から村の新年会をホラ吹き大会にしたそうです。周囲の反発を押しのけて。ホラを吹かせることで、実質は柔軟な発想のお披露目会に至らせる。なんとも菅野村長は策士です。奇策というか、喜策というか。村ぐるみの事業として実現したホラも紹介されています。ここまで来るともはや希策。

個人的にはこういうアイディア大好きです。

「までいに」がどのように具体化されたのかは是非一読ください。




 
レシピ集:『ごちそうさまが、ききたくて。』