最強の毒物は何か?

福島県飯舘村でプルトニウム239が検出されたとの情報が飛び交っている。

原発のウソ (扶桑社新書)』にて小出氏が「最強の毒物」と形容した物質だ。破壊力の大きなアルファ線を放出し、しかも寿命がメチャクチャ長い(=半減期が約2万4千年!)ゆえに最強とされる。破壊力の大きさについては、以下の過去記事を参照のこと。

一方、中部大学の武田教授は下記のように述べている。

プルトニウムが人間に対して強い毒性を持たないのは、人間が使う元素ではないということが決定的な理由だとわたくしは考えています。 (「原発 緊急情報(32) プルトニウムの毒性」より)


プルトニウムは人体組織の材料ではないので、仮に体内に取り込まれても排泄されてしまうという見解だ。

ここで、『動的平衡 生命はなぜそこに宿るのか』で福岡氏は次のように述べている。

食物の分子はそのまま私たちの身体の分子になる。それゆえに、もし、食物の中に生物の構成分子以外のものが含まれていれば、私たちの身体の動的平衡に負荷をかけることになる。それらを分解し、排除するために余分なエネルギーが必要となり、平衡状態の乱れを引き起こすからである。

人体組織の材料以外を取り込んで有益となることはない。

僕個人は楽観視はしない。「最強の毒物」と認識するぐらいが丁度いいように思う。さらに言えば、「死の町」と認識して当然だとさえ思う(元某大臣の発言)。お気楽な認識の方がむしろ「最強の毒物」である。




 
レシピ集:『ごちそうさまが、ききたくて。』