為替介入はヤブ医者の処方箋!?

10月31日、政府・日銀は8兆円規模の為替介入を行った。エコノミストの浜矩子氏は、「『通貨』を知れば世界が読める」にて為替介入(への頼りすぎ)を「ヤブ医者の処方箋」だと表現している。

普段は一定の範囲内で伸び縮みしているのが、ある時様々な要因で一方向に伸びていく。ゴムなのだからいずれ元に戻るだろうと放っておくと、ある時ブチッと切れてしまう。だからどこかで、つまりゴムが切れてしまう前に手を打たねばならない。言い換えれば、均衡点から不自然な形で遠ざかろうとしている市場を、均衡点に引き戻すということが、為替介入の役割なのである。

風邪による熱症状に例えると、熱が出ることで免疫力が上がり、平熱(=均衡点)を回復することもある。裏を返せば、安易な解熱剤の投与(=為替介入)が自然治癒力を弱める場合があるのだ。患者の状態を見極めることなく、すぐに解熱剤を投与するのはヤブ医者というわけだ。

例えは分かりやすいが、実際の投与(=介入)の判断は相当に難しいんだろうな。いずれにしても、ヤブ医者ではないプロの医者が必要だ。

医者を必要とするのは丈夫な者ではなく、病人です。

(マタイの福音書9章12節)

さらに、「病人」だとの自覚も必要だ。




 
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