知恵者中の知恵者、蟻

働かないアリに意義がある」を読んでアリの生態に感動したが、聖書でもアリについての奥義が記されている。

なまけ者よ。蟻のところへ行き、
そのやり方を見て、知恵を得よ。
蟻には首領もつかさも支配者もいないが、
夏のうちに食物を確保し、
刈り入れ時に食糧を集める。
(箴言6章6-8節)

この地上では小さいものが四つある。
しかし、それは知恵者中の知恵者だ。
蟻は力のない種族だが、
夏のうちに食糧を確保する。
(箴言30章24-25節)

「知恵者中の知恵者」とはスゴイ賛辞だ。「アリの7割は何もしていない」でも触れたが、アリの特筆すべき「やり方」の一つが「個性に応じて働く」ということ。各個体が個性(力量)に応じて機能することで、首領もつかさも支配者もいない種族(社会)が成立する。

アリでいう個性とは、仕事への反応度合。すぐに仕事するアリもいれば、鈍いアリもいるのだ。面白いのは、鈍いアリを排除すると集団が消滅してしまうこと。様々な個体が混じり合ってこそ機能する点に知恵がある。

箴言6章の蟻はant(個)、箴言30章の蟻はants(集団)。個の働きぶりと同時に、集団として機能している奥義を「見る」必要があると思う。




 
レシピ集:『ごちそうさまが、ききたくて。』