植物の万能性について

西行戻しの松公園

日本三景松島・西行戻しの松公園からの展望。

桜

海と空の青にソメイヨシノが見事に映える。「動的平衡2 生命は自由になれるのか」によって、ソメイヨシノの種(さくらんぼ)には発芽能力が無いことを知った。ソメイヨシノは、挿し木、接ぎ木によって全国に広まったという。

つまり、日本中のソメイヨシノはたった一本のソメイヨシノに由来するわけだ。ソメイヨシノは原木のクローンである。植物の万能性による。

植物体を構成している細胞は受精卵でなくとも万能性を保存している。植物から分裂最中の細胞を一つだけ取り出してきて、シャーレの中で育てると細胞の塊ができる。その塊をさらに育てると、そこからニンジンならニンジンが、パセリならパセリがちゃんと現れる。

ワォ!このような客観的な表現でも「植物ってスゴイ」と感嘆するばかりだ。著者の福岡さんは「万能細胞」と呼ばれる動物細胞について下記のように述べている。

この「万能細胞」という言い方は本当は正確ではない。ES細胞、iPS細胞は確かにどんな細胞にでもなりうる多分化能を持っているが、万能ではない。彼らには決してできないことが一つある。それは、一つのES細胞、一つのiPS細胞から一つの固体そのものを作り出すことである。多細胞生物の個体を丸ごと作り出すことができる細胞はたった一つ、受精卵細胞だけである。

植物には植物の秩序、動物には動物の秩序がある。神さまがそのように創造されたから(創世記1章)。植物は「地の上に芽ばえ」(創世記1章11節)、動物や人間は「生めよ」(創世記1章22、28節)だ。芽ばえて増えるのと、生んで増える違いがある。神さまの秩序に従うことが最善である。




 
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